臨書作品ー自叙帖ー

仲川 虹雨

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自叙帖(節臨)
懐素家長沙 幼而事佛 経禅之暇 頗好筆翰 然恨未能遠覩前人之奇迹 所見甚浅 遂擔笈錫 西遊上国 謁見当代明光 ・・・・僧中之英

中国・唐の書家懐素の書、内容はその名の通り懐素自身の学書の経歴を書き記した自己宣伝文である。
顔真卿が懐素のために作った『懐素上人草書歌序』や諸家が懐素の書を賛美した詩文を引用しながら論旨を進めている。
従弟の鄥彤(おとう)や顔真卿から張旭の書を授けられ、さらに夏の雲が変化する姿を見て、極まりない形の変化やその自然な布置から悟入したと伝えられる。特に草書にすぐれ、その作風は狂草と呼ばれる草書のなかでも奔放な書体を得意としているが、法を逸脱したものではなく、その実は王羲之の書法を基盤にしている。
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by souu-y | 2011-02-19 13:24
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