臨書作品ー升色紙ー

山本 艸苑

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升色紙
山桜見て はるがすみなにかくすらん やまざくらちるまをだに みるべきものを
はるゆきのふるひ かきくもりふゆにおくれてふるゆきの はるともみえで今日くらしつつ
さきにけり いまはやまべのさくらばな かすみたたずは よそにみてまし   他十六首

伝藤原行成筆 寸松庵色紙、継色紙と共に三大色紙といわれている。
清原深養父の家集を書写したもので、現在は色紙として断片になっているが もとは縦4寸5分、横3寸8分の枡形本であった。料紙は鳥の子紙で 白が多く 繊維染めの藍や雲紙が交っている。料紙の全面には雲母がこまかく撒かれ瀟洒な美しいものである。
一頁に二首または一首半書いていたものを 一紙一首に後人が直したところがあるので 散らし方は筆者の工夫とは判ずることは出来ない。
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by souu-y | 2011-02-22 14:12
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