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師匠の作品 2

桑田 笹舟

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40数年前、著書出版のため 関戸古今集の一節を拡大臨書してくるようにと言われご自宅へ持参した時、「僕も書いてあるよ」と結婚祝いとして戴いた作品。
この著書は お稽古を止めたこともあり 出版されたのかも判らない。

奈無登難久 宇礼志幾古東能 安万堂阿流 心農有幣耳者類半 起多李怒
何となく 嬉しきことの あまたある 心のうへに春は きたりぬ


明治33年(1900年)6月24日、広島県福山市生まれ。1921年安東聖空に師事。1924年古筆研究家の田中親美に師事。
1924年一楽書芸院を設立、会長に就任。1927年「かなとうた」発刊。1932年関西書道会展、東方書道会展で最高賞受賞。1940年教職を退き、書道に専念。
1951年日展特選。1956年朝日新聞社主催「現代書道二十人展」に出品。1965年兵庫県文化賞。1970年日本芸術院賞受賞。1978年勲四等旭日小綬章。1980年東大寺華厳経奉納。1981年紺綬褒章。1982年東宮御所において皇太子妃(現在の美智子皇后陛下)に料紙について御進講。    
その他、日展理事・毎日書道展審査会員、一楽書芸院会頭、日本書芸院名誉顧問などを歴任。
「大字かな」運動の先駆者として書道隆盛の基礎を築いた。また古筆と料紙の探求に専念し、王朝の料紙を現代に再現する等、料紙研究家としても第一人者。
福山市名誉市民
平成元年(1989年)7月31日没、89才。
by souu-y | 2014-10-15 17:44 | 師匠の作品
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