源氏物語絵巻

二〇〇〇年七月新二千円札が発行された。お札には源氏物語絵巻第38帖「鈴虫」の一部が描かれている。
当時 それに因んでグループ展に源氏物語絵巻の巻子(巻物)を出品した。
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   読み      
         すゞむし
      十五夜のゆふくれに佛のおまへ
      に宮おはしてはしちかくなかめ
      たまひつゝ念珠したまふわかき
      あまきみたち二三人はなたてま
      つるとてならすあかつきのおとみつ
      のけはひなときこゆさまかはりたる
      いとなみにいそきあへるいとあわれな
      るにれいのわたりたまひてむしのね
      いとしけくみたるゝゆふへかなと・・・・・

   語訳   
   
      十五夜の月がまだ影を隠している夕暮れに、仏の御前に
      女三の宮がおいでになりまして、端近くお眺めになりながら念誦して
      いらっしゃいます。若い尼たちが二三人、花を奉ろうとして
      閼伽坏(あかつき)の音や水の音などをさせて、
      世間離れのした仕事を忙しそうにしていますのも、
      たいそう哀れなのですが、そこへ例のごとく源氏がお越しになりまして、
      「虫の音がしげく鳴きみだれる夕ぐれですね」と、・・・・
                      (中央公論社「新々訳 源氏物語」より)

巻子は高さ十八センチ 長さ三メートル
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by souu-y | 2008-02-12 21:30
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