カテゴリ:爽雨作品( 10 )

2月 3月の作品

e0131814_18345242.jpg 「黄河水流無盡時」

出塞行(しゅっさいこう)の一節
     王昌齢(おうしょうれい )

白草原頭望京師
黄河水流無盡時
秋天曠野行人絶
馬首東來知是誰

白草原のほとりに立って都の方角を望むと、黄河の水が滔々と東に向かって流れてつきるときがない。秋の空、ひろびろとした荒野に人の往来も絶えた。そのとき、ただひとり、馬の首を東へ向けてこちらへ来るものがある。都へ帰るのだな。いったい誰だろう。
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by souu-y | 2016-02-05 18:48 | 爽雨作品

12月 1月の作品

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今回は グループ展に出品した扇面観音経。
40年程も前、仮名の師匠であり料紙研究家でもあった桑田笹舟先生制作の料紙、たった1枚残っていたものに書いた。本来、加工紙は古くなると墨が乗らなくなる。紅絹の布で拭いて復活させた。
コリンスキーというシベリヤにいるイタチの毛の筆を使用。
「悟り」のお経といわれる般若心経を書く人は多い。 観音経は「救い」のお経だという。その一節を。
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by souu-y | 2015-12-10 10:06 | 爽雨作品

刻字=書=

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今回の作品は 教室での刻字制作で教材をセラミックにしたもので彫った。
陰刻で「書」と「書は心の画なり」と。
予てより書いた字から何もかも見える、と思っている。正しく心画、心の画だと思う。

今日は体調が悪い、嫌なことがあった、面倒だなぁなんて気持ちで書いたもの。
朝から清々しい気分だ、嬉しい事があった、という時に書いたものはハッキリ判る。

朱色のバックに金箔1枚を斜めに貼って仕上げた。明るく制作出来ているだろうか。
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by souu-y | 2015-11-17 08:40 | 爽雨作品

6月・7月の作品

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数年前に書いたものだが 今回は守屋さんの作品に合わせて陰影をテーマにしようと眠っていた作品が表に出てきた。
「愛」
篆書体(甲骨文字)と淡墨・行書体の愛を組み合わせた。
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by souu-y | 2015-06-03 08:16 | 爽雨作品

今月の作品=4月=

e0131814_19185396.jpgこの作品は まどみちおさんが亡くなった平成26年3月(2/28死去)にもUPしたこともあり平成20年桜の季節に開催した社中展に出品した天井から地面までの長いタペストリーである。

「さくらのはなびら」  まど みちお

えだを はなれて
ひとひら

さくらの はなびらが
じめんに たどりついた

いま おわったのだ
そして はじまったのだ

ひとつのことが
さくらにとって

いや ちきゅうに とって
うちゅうに とって

あたりまえすぎる
ひとつの ことが

          かけがえのない
          ひとつの ことが

最初の部分は桜の花びらが フワッと舞い落ちる感じが好きで 雰囲気が出るよう紗の布に淡墨で書いた。
今、当に この時期かと思う。  2015/4/3記
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by souu-y | 2015-04-03 19:45 | 爽雨作品

群羊

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2015年は乙未(羊)[きのとひつじ]年。
=群羊=
群をなす羊は 家族の健康と安全を示し いつまでも仲良く平和に暮らす事を意味しているという。

「群・羣」は羊や鹿の類には群集する習性があるので 群には羊が付く。
「羊」は甲骨文字では 大方の動物は横の姿を象っているが 牛と羊は正面からみた姿である。
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by souu-y | 2015-01-30 20:42 | 爽雨作品

新しい年の初めに

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e0131814_952273.jpg新年を迎えて

「日の出」
=日出づる=

書作品は 横書きの場合 今だに右から左へ書く。

甲骨文字で 「日」 太陽の形で、中に小点を加えて、その実体があることを示す。
月のように満ち欠けがないので太陽は このように月と区別した形である。
「出」は 歩行を示す止(あし)のかかとの部分に、かかとのあとの曲線を加えた形。そこより出行する意を示す。

新年も輝く太陽のように 出発!

皆さんにとって 素晴らしい年になりますように。


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by souu-y | 2015-01-01 00:03 | 爽雨作品

爽雨作品 3

今月の作品

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新年早々の公民館ロビー展は手作りパネル作品を展示する。
今回は その見本として作成したものだ。
パネルや額に 作品を入れる場合 そのサイズより大きいものは無理ではあるが小さいのはどんな作品でも良いという説明の為に作ったものである。

「無」たった一文字で 10センチ四方の作品は それだけでは淋しい。
マット部分の工夫で 作品は大きく見せることが出来る。

そこで 「無」が引き立つように般若心経の部分を藍墨で書いたものはマットとして使う。主役ではないという使い方をしてみた。

金紙は濃墨で書くのが良い。しかし、乾くまでに4,5日も掛かるだろう。速乾性のある紙に書く場合より時間の余裕が必要だし こんな小さなものは何処にでも置いて乾かせるが 大きい作品は乾くまで広げておく必要がある。
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by souu-y | 2014-11-26 09:38 | 爽雨作品

爽雨作品 2

遊び心で気楽に書いてみよう
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何を書く?
紙は?
墨の色は?

e0131814_16583957.jpgまず、頭の中でイメージを

書く!

何通りの作品に?

必要なのは1つだけ
世界に一つだけの作品を。

また、練り直し


e0131814_16592964.jpg又また 書き直す

書いては捨て!
書いては捨て!

試行錯誤の後

たった一枚。

「羊」2015年は未(羊)年
羊に纏わる詩を
「驅(駆)羣(群)羊」
「群羊駆りて 猛虎を攻める」
弱者も助け合えば 強敵に立ち向かうことが出来る。


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by souu-y | 2014-10-19 17:11 | 爽雨作品

爽雨作品 1 

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千字文
子供に漢字を教えるために用いられた漢文の長詩で1000の異なった文字が使われている。
「天地玄黄」から「焉哉乎也」まで、天文、地理、政治、経済、社会、歴史、倫理などの森羅万象について述べた、4字を1句とする250の短句からなる韻文である。
書道の手本としては、智永が楷書と草書の2種の書体で書いた『真草千字文』が有名である。その後、草書千字文、楷書千字文など、様々な書体の千字文が作られた。また、篆書、隷書、楷書、草書で千字文を書いて並べた『四体千字文』などもある。

平成20年甲骨文字で書いた。
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平成26年 墨型を作る中村雅峯さんの展覧会で千字文の墨を見る。
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その年のグループ展に
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2句目の「宇宙洪荒」より「宇宙」と大きく書き、
「天ははるかで黒く 地は黄色 宇宙は茫漠として広大である 
寒さが来れば暑さが往きて 季節は移り 秋には春や夏に蒔いた穀物を収穫し冬にはそれを蔵にたくわえる」と添え書きした。

1000の文字を覚えるばかりでなく 書道の作品にすると 何通りの作品が出来上がるだろうか?
書体の変化、構成の工夫、一文字だけ書くのか 多字数の作品にするのか。
紙や筆はどんなものを使うか、墨の色は濃墨か淡墨か 滲みの多い作品が良いか、カスレを出すか。
優しい雰囲気にするのか 力強いのが良いのか?

書は人也というが その時の気持ちも作品に反映される。
楽しく書いた書
苦しんで書いた作品

どちらの作品を見たいですか?

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by souu-y | 2014-10-17 21:23 | 爽雨作品