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ひらかな

平仮名は 一九〇〇年の小学校令において一音一字の原則が立てられ、それが普及し現在も使われている。草書体を更に崩して出来た平かなの元となった漢字は次の通り。

   あ [安]  い [以]  う [宇]  え [衣]  お [於]
   か [加]  き [幾]  く [久]  け [計]  こ [己]
   さ [左]  し [之]  す [寸]  せ [世]  そ [曽] 
   た [太]  ち [知]  つ [川・門]  て [天]  と [止]
   な [奈]  に [仁]  ぬ [奴]  ね [祢]  の [乃]
   は [波]  ひ [比]  ふ [不]  へ [部]  ほ [保]
   ま [末]  み [美]  む [武]  め [女]  も [毛]
   や [也]  ゆ [由]  よ [与]
   ら [良]  り [利]  る [留]  れ [礼]  ろ [呂]
   わ [和]  ゐ [為]  ゑ [恵]  を [遠]  ん [无]
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by souu-y | 2008-05-19 16:29

万葉仮名

伝来した漢字が 日本人が使っている言葉のまま使用することは出来ない。そこで、漢字を利用して日本語を表現することを考えだした。
漢字の意味に関係なく、漢字の音の当て字で文を書き表そうとしたのである。本来の漢文でなく、仮に音だけを借りて書き表した日本語で、仮名と呼ばれた。この文字は万葉集に使われたので万葉仮名と呼ばれている。
借音仮名(一字が一音節を表したもの)=「以(い)、呂(ろ)など」
      (一字が二音節を表したもの)=「覧(らん)」
借訓仮名(一字が一音節を表したもの)=「女(め)、毛(け)など」
      (一字が二音節を表したもの)=「鴨(かも)、巻(まく)」
      (二字が一音節を表したもの)=「嗚呼(あ)、五十(い)、可愛(え)」
このような使い方をしたり、
「いぬかみの鳥籠(とこ)の山にあるいさや河、いさ二五聞こせ、わが名のらすな」の「二五」は2×5=10だから「いさとお きこせ・・・」と読んだり、「十六」と書いて「しし」と読ませるものも万葉集の中にはある。
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by souu-y | 2008-05-19 16:27

かな文字の発生

漢字の渡来以前に 神代文字と言われる日本独自の文字が存在したという説もある。研究者も多いが この文字の存在は定かではない。
今、私達が日常使っている文字は 漢字の他 仮名がある。
この仮名の発生は聖徳太子存命中の六〇〇年前後には使用されていたと言われているが これも、はっきりとは判らない。
当時の女子は 難しい漢字からは縁遠い存在であったらしく 漢字書法は習っていなかったようだが、見よう見まねで、漢字草体を書いていたのが 大胆な省略を来たし、簡略体を作り出したのだろうと言われている。
女子の手から生まれた文字であるから、女手といわれている。
仮名は男女ともに使用していたが、一般に伝統の浅い仮名に対し、漢字の優位が信じられていたから 漢字文章には署名があるが、仮名には署名したものがなく古典の法帖などには「伝藤原行成」のように記されている。
仮名文字には 万葉仮名、片仮名、平仮名、変体仮名がある。
万葉仮名とは 萬葉歌集を写した文字のことである。和訓で、書体は楷、行、草三体を使用している。桂宮旧蔵万葉集、藍紙本万葉集、天治本万葉集(仁和寺切)、元暦校本万葉集、金沢本万葉集、尼崎本万葉集などが有名である。
片仮名は吉備真備公が作ったという伝説があるが 確かではない。仏典、漢文読解の便宜上略符として、楷書の一部を使用し始めたものが普及したのであろうと言われている。
平仮名は明治三十三年 比較的平易な仮名四十八字を選定し標準を示したものである。
変体仮名は 鎌倉時代以後 一字一音の草体を仮名として多種多様に使用したもので 標準とする仮名が選定されてから それ以外の仮名文字を変体仮名と呼ぶようになった
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by souu-y | 2008-05-19 16:04

文字の渡来

日本で文字が使われるようになったのは いつ頃のことだろう。 

弥生時代には すでに伝来していたといわれている、一部のごく少数のものは文字なるものを知っていたと思われている。
西暦五七年後漢の光武帝から授与された金印が最も古いとされている。これは一七八四年、現在の福岡市東区志賀島より出土した。
金印の鈕は蛇の形で、印面には「漢委奴国王(漢の委(倭)の奴の国王)と彫られている。
弥生時代に福岡平野にあった奴国は 当時最も栄えていた国の一つで 後漢王朝に使節を派遣し、贈られたものである。(写真はレプリカ)
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by souu-y | 2008-05-19 16:01

文字の誕生

最も古い文字はエジプトのヒエログリフで紀元前三一〇〇年頃である 同じ頃メソポタミアで作られたシュメール文字、そしてインダス文字、クレタ文字、ヒッタイト文字など漢字よりも早くに誕生した文字もある。
漢字が誕生したのは 今から三三〇〇年前の中国は殷の時代といわれている。
しかし、現在まで生き続けているものは「漢字」だけである。どの文字も初めは絵のようなものであったが 長い年月を掛け形を少しずつ変えては来たが 当時の文字が解読出来、それによってその頃の人々の生活なども見えてくる面白さがある。
「中国の寧夏回族自治区で 最古の絵文字が発見された」と報道された。旧石器時代後期の一万六千年から一万年前のもので 甲骨文字より数千年も古いとみられ 壁に太陽や月などの絵が大量に描かれていた。絵文字と認定された約一五〇〇点のうち、解読されたのは一部であるが 甲骨文字との共通点もあるとか。

漢字の字源は 今から一九〇〇年ほど前、後漢時代に 許慎が「説文解字」を著し 長い間字形学の基礎とされてきた。
篆文を資料として解字されたもので その後一八九九年甲骨の発見、その文字解明により 甲骨文字・金文の字形と篆文の字形に違いがあることも解った。

許慎が著した「説文解字」の叙に 六通りの漢字構成法「六書」(りくしょ)が説明されている。象形文字・指事文字・会意文字・形声文字・転注・仮借(かしゃ)を加えた六通りのことである。
象形文字は ものの形を象った絵のような文字のことで「日・月・木など」である、
指事文字は絵に出来ないものを点や線で示したもの「一・上など」と 象形文字にしるしを加えたもの「本・末など」がある。
会意文字は二つ以上の文字を組み合わせて新しい文字を作り 別の新しい意味をあらわしたもの「林・森など」である。
形声文字は意味をあらわす部分と音を示す部分を組み合わせて作られたもの「雲・河・話など」
そして、転注は音楽が人を楽しませるということで「樂」が「たのしむ」という意味に加わったように 本来の意味が変化して他の意味に使われるようになった文字のことである。
仮借は もとの意味に関係なく 音を借りて同じ発音の別の言葉を表したもので、「無」は 舞う人の形であるが 甲骨文では雨乞いの祭りの字に使い 音を借りて「ない、なし」の意味に用いるようになった。このような使い方を仮借という
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by souu-y | 2008-05-19 15:53