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展覧会作品に

この夏の展覧会のテーマは「平安時代」である。漢字伝来から和漢淆混文が出来るまでを作品にしてみた。

平安時代といえば一番に閃くのは仮名文字の誕生ではないだろうか。
日本語における文字の使用は漢字の伝来と共に始まった。漢字を日本語の音を表現するために利用した万葉仮名が作られ、ひらかなは公の場では使われず漢字より低くみられていたが女性の教養として学ばせた。
女手といわれた このかな文字に時平は注目し 勅撰和歌集の編纂を命じた。

日本 (ひのもと) の倭 (やまと) の国は言玉 (ことだま) の幸 (さきわ) う国ぞ。此の国の本 (もと) つ詞 (ことば) に逐 (お) い依 (よ) りて、唐 (から) の詞 (ことば) を仮らず  続日本後記  

この完成によって日本独自のかな文字が成熟し 王朝貴族の間で きらびやかな世界を舞台にした随筆や日記文学 そして宮廷では女流文学が黄金時代を迎えた。
漢文を訓読で素読する習慣と相まって、一つの漢字にできるだけ一つの訳語をつけるという一字一訓に固定化するようになっていった。これによって日本では漢字に訓読みが生まれ、和漢混淆文を成立させるなど、漢字によって日本語を表記する技術を発展させていった

やまと歌は、ひとの心を種として、よろずの言の葉とぞ なれりける 古今和歌集仮名序冒頭
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by souu-y | 2008-06-30 10:37