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12月 1月の作品

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今回は グループ展に出品した扇面観音経。
40年程も前、仮名の師匠であり料紙研究家でもあった桑田笹舟先生制作の料紙、たった1枚残っていたものに書いた。本来、加工紙は古くなると墨が乗らなくなる。紅絹の布で拭いて復活させた。
コリンスキーというシベリヤにいるイタチの毛の筆を使用。
「悟り」のお経といわれる般若心経を書く人は多い。 観音経は「救い」のお経だという。その一節を。
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by souu-y | 2015-12-10 10:06 | 爽雨作品

有英 作品 2

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粗、一周した創作作品も二度目となると自主的に作品作りが始まる。
超ベテランの有英さんは 巻紙に書簡を。文章も自作、大切な友への便りである。

「高校時代の友達に送る手紙を。
彼女は口の中に癌が出来、腿の皮膚を移植しましたが 手術後は言葉もはっきり言えず流動食が長く続きました。現在は少し喋り難そうですが言葉はよく解ります。又、花の絵を描いて送ると約束してくれました」と解説している。
「梅もほころび始めました。手術をされて一年になりますが その後お身体の具合如何ですか。貴女から以前送られてきた四季折々の花の絵の便り楽しみに待っています。春の同窓会 私は出席の予定です 元気になられた貴女にお会いしたいです。まだヽゝ寒さが続きます 御身ご自愛下さいませ」

額に収めるには巻紙は長く全体を広げられない、アクリルを被せず巻紙の雰囲気を残す為 このような方法にした。
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by souu-y | 2015-12-10 09:55 | みんなの作品

斐子 作品

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大好きな詩の中からひっそり咲く「スミレ」の詩を選び、料紙加工にも挑戦、朝顔、栗、玉葱などで染めてみたが 最終的には市販の練習料紙で仕上がった。バランスや墨の濃淡など試行錯誤したが楽しく書けたという。
菫は苔のはえた石の下で
半ば人目にかくれて咲いている
空にひとつ光っている星のように美しい
A violet by mossy stone
Half hidden from the eye!
-Fair as a star,when only one
Is shining in the sky.
仮名作品の場合 和歌を書くことが多く 詩は調和体などの作品にすることが多いので半紙作品には字数が多く書き難かったのではないかと思う。
すみれの清楚な美しさを詠まれたイギリスの詩人ワーズワースの詩が気に入ったようだ。 
稽古を始めて2年余りではあるが密度の濃い練習、熱心さで 経験豊富な人にも負けない創作作品が出来たことは絶賛したい。これから益々精進されることと期待大である。
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by souu-y | 2015-12-07 10:27 | みんなの作品