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臨書作品ー枯樹賦ー

中島 艸風

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枯樹賦(節臨・写真は部分)

殷仲文風流儒雅海内知名代異時移出 爲東東陽大守常忽不楽顧庭槐 而歎日比樹婆娑生意盡 牟至如白鹿貞松青牛文梓根柢盤魄山崖表裏 桂何事而鎖亡桐何爲而半死昔之

貞観四年(630年)、褚遂良三十五歳のときの書で、褚書中、書写年代の最も早い優れた行書である。枯樹賦は、庾(ゆ)信(しん)が作った賦で、褚遂良の書のそれは、古くは徐浩の古迹(こしゃく)記(き)に見える。この古迹記の文や書風から見て、遂良のものであると推定されている。故郷喪失者の鎮魂歌といわれる中のひとつで枯木の衰微する様になぞらえて わが身を悲しむ内容である。
by souu-y | 2011-02-17 09:05
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